- 変色しない。
- 金属を使用していないので、光を適度に透過させるので、天然歯に最も近い色調を自然に再現出来るとともに、さし歯特有の冠の周りの歯肉が黒っぽく見えることもない。
- 金属アレルギー等の心配もなく、身体にやさしい。
このようにオールセラミッククラウンの治療は、現在、最も自然で美しい歯を再現出来る補綴治療法といえます。
当院では患者様が望まれる、美しい口元にするために、レントゲン写真、お口の写真、歯の模型等を用いて審査を行い、適切な治療を提案し、進めていきます。
では、実際の治療を見てみましょう。
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(1)術前の状態です。 レントゲン写真、お口の写真、歯の模型等を用いて審査をします。 |
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(2)この患者様では、まず仮歯に変えて、歯ぐきの治療と根の治療を行いました。 |
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(3)根の治療を行った後は土台(コア)を入れますが、オールセラミッククラウンの場合は土台も金属を使用せず、ファイバーコアを入れていきます。 |
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(4)プロビジョナルレストレーション(仮歯)を装着し、患者様の満足いく歯の形態に調整していきます。歯の形態が決まったら、型取りをします。型取りの後、仮合わせをして患者様の満足がいく歯に仕上がっていたらいよいよ出来上がりです。 |
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(5)出来上がりです。自然できれいな歯に仕上がりました。 |
歯の表面を少量削って(通常エナメル質の範囲内で0.5mm〜0.7mm程度)、薄いセラミックを貼り付けることで、色調や形態、隙間や歯並びを整える方法です。2,3回の来院で非常に自然で美しく仕上がります。
ジルコニアは人工ダイヤモンドとして有名ですが、現在歯科領域では、究極の審美性素材として大変注目されています。
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強度 |
審美性 |
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金属 |
○ |
× |
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レジン樹脂 |
△ |
△ |
摩耗と変色が起こりやすい |
セラミック |
○ |
○ |
固いが、強い衝撃力で割れる。 |
ジルコニア |
○ |
○ |
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ジルコニアの特徴
- 生体親和性が高い生体材料。(プラークも付着しにくく、金属アレルギーも起こらない。)
- 光が透過する審美材料。
- 金属と同様に硬い、丈夫な材料。
- 変色がなく、金属と比較して軽い素材。
どのような場合、ジルコニアを使用をした方がいいか?
従来のオールセラミッククラウンでは、ブリッジ等数本以上連結してかぶせる場合、強度の問題で適応できませんでした。その点ジルコニアは、金属と同様の強度を持っている素材なので、大きなブリッジ等の場合も美しい仕上がりの治療が可能になりました。インプラントの場合もよりきれいに治療可能となりました。
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インプラント治療前 |
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インプラント治療中 |
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インプラント治療後 |
e.maxシステムを導入しました
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従来のセラミックスは粉を築盛にして焼き上げていました。本システムは冠全体を一塊とし作り上げているため、従来の3倍程度の強度があります。特に、臼歯部などでもセラミックスを破竹する心配が少なくなっています。
特徴
- 変色しない。
- 天然歯の色調を再現出来る。
- プラークが付着しにくく、歯肉にやさしいので理想的な歯肉の形態を作りやすく、より自然な仕上がりになる。
- 従来に比べ約3倍程度の強度がある。
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e.maxシステムでの冠製作
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患者様の冠のろう型を作ります。 |
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インゴットと言われるe.maxプレスで使用する素材と、冠の鋳型です。 |
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型枠に上から押さえとなるものを入れます。 |
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焼き上げていきます。 |
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焼きあがった後の状態です。 |
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それぞれに色付けしたものです。 |
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e.maxシステムでの症例
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(2)emaxシステムを用いて綺麗に仕上がっています。
患者様の希望で色は白めにしています。 |