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インプラントとは?

インプラント治療は人工歯根療法ともいわれ、歯の抜けた部分の顎の骨にインプラント(人工歯根)を入れて支柱とし、その上に支台部(歯を支える部分)と人工の歯をしっかりと固定する治療法です!

インプラント(人工歯根)は生体との親和性が高いチタンという金属で造られています。 チタンは長年の基礎的、臨床的研究からインプラント(人工歯根)の材料として最も安全であり、また顎の骨と結合することが確認されています。 インプラント(人工歯根)と顎の骨がしっかりと結合すれば、その上には丈夫で安定した歯を作る事ができます。

入れ歯ではどうしても満足することが難しかった「食べる」「話す」こともインプラント(人工歯根)治療によりご自分の歯と同じような感覚を取り戻すことができます!

インプラント治療の流れ

前歯のインプラント治療の流れ
右上の前歯にインプラント治療を希望されて来院されました。

ステップ1

まず、お口の中全体の診査(歯周病の状態や虫歯の有無など)やX線写真による診査(パノラマ画像やCT画像)をします。

ステップ2

患者様とのインフォームドコンセントが確立した後、インプラントができるお口の環境が整ってからインプラントを入れていきます。

治療中は仮の歯が入ります。

ステップ3

インプラントを入れてから約3ヵ月後、歯肉の中に埋まっていたインプラントをお口の中に出して、人工の歯を入れる準備をします。(二次手術)
型取りしてインプラントに人工の歯をかぶせるための土台を入れ込みます。(アバットメントの連結)

土台(アバットメント)には金属とジルコニアの2種類があります。(写真はジルコニアを使用)

ステップ4

仮の歯で自然な歯に見えるように歯肉を整えていきます。

ステップ5

周りの自分の歯と見分けがつかない、調和のとれた美しい歯が入りました。

インプラントQ&A

トロント会議(インプラントに関するコンセンサス会議)で行われたインプラントの評価基準では1971~1976年に埋入された1,004本のインプラントの15年後での成功率は90%以上であったとの報告がなされています。
そして、現在のインプラントは改良が加えられ、もっと高い成功率が得られています。
しかし、それは患者さんの日ごろのケア(口腔内の衛生状態)に大きく関係してきます。
口の中の衛生状態が良好であればもちろん長持ちしますし、手入れが悪いとおのずと寿命が短くなってしまいます。
定期的なかみ合わせのチェックとプラークコントロールがとても大切になってきます。

現在のタイプのインプラントが歯科界に登場して約40年が経過しましたが、インプラント体の構造も飛躍的な進歩を遂げています。さらに数多くの臨床統計、基礎研究や論文が報告され、現在では歯科大学でも積極的にインプラントを取り入れ始めています。十分な診査と適正な診断のもとで行われれば、むしろ他の歯科治療よりも確実で予知性のある治療法だと考えられています。

インプラント治療は、お口の中の自己管理がしっかりでき、通常の抜歯処置が可能な方であれば基本的には可能です。 しかし、若年者においては矯正でのインプラント応用を除いて、成長期をすぎるまでは避けておいたほうが望ましいでしょう。

食べ物がおいしく食べられない、発音・発声に不便を感じる、入れ歯を使用すると異物感や痛みを感じる、どうしても入れ歯を入れたくない、などという方々におすすめしています。年齢的にはアゴの骨が完成する20歳前後から、健康な方なら基本的にはどなたでも可能です。ただし、妊娠中の方、全身疾患のある方などは制限される場合がありますので、お考えの方は一度ご相談ください。

手術は局部麻酔をして行いますので、痛みに関しては心配ありません。

入院の必要はほとんどありません。通常、通院での治療が可能です。

4ヶ月から半年くらいかかります。治療の状況等によって個人差がありますので、詳しくはご来院の上、ご相談ください。

患者さんの日ごろのケア(衛生状態)に大きく関係してきます。
口の中の衛生状態が良好であればもちろん長持ちしますし、手入れが悪いとおのずと短くなってしまいます。

歯科用CTについて

通常のデンタルX線写真では、立体的な歯や顎骨を平面の写真に写し込むため、頬舌的な歯根の状態や歯槽骨の状態を確実にとらえることは不可能で、影絵に近い状態で診断しなければなりませんでした。また、正確な長さの計測等も不可能でした。

デンタルX線写真(従来のX線写真:右写真)
立体的な(2次元)歯や歯槽骨を平面(2次元)の写真に写しこむためわかりにくかった。

高い解像度の3次元撮影が可能となり、距離・位置関係・形状等が正確に診断可能となります。

高撮影された情報から作り出された3次元の立体画像(左写真)
しかも、歯科用コーンビームCTは、従来の医科用ヘリカルCTとは違い低被爆です。そして、従来の2次元のX線写真と比較にならないくらい多くの情報を得ることが出来るということです。

歯科用CTはさまざまな治療の診断に役立ちます。

歯周治療
歯槽骨の吸収の状態を正確に診断できます。

インプラント治療
骨の幅、高さ等、状態が正確にわかるため、安全で正確な治療ができます。

親知らずの抜歯
親知らずの根が神経に近いとき等、正確な位置関係がわかります。

CTの撮影情報をインプラント治療に正確に反映させるために

CT情報に基づいた正確で、安心・安全なインプラント治療を提供するために、Straumann Guided Surgery システムを導入しています。

Straumann Guided Surgeryの流れ

スキャンテンプレートを装着してのCT撮影
スキャンテンプレートは、既存の補綴物や暫定的に歯を配列した状況を、X線不透過性の材料を用いて複製したものです。
スキャンテンプレートを装着してCT撮影すると、目的とする歯がCT画像に現れます。
スキャンテンプレートは、プランニングソフトウェアに軟組織の状態を反映させるためにも使用されます。さらに、プランニングソフトウェアにおけるポジションを確認するために、スキャンテンプレートにはtemplixリファレンスプレートとtemplixリファレンスピンが組み込まれています。

ソフトウェアを用いたプランニングとサージカルガイドの製作
プランニングソフトウェアを使ってプランニングを行うと、ソフトウェア上でインプラント治療をバーチャルに計画することができます。
プランニングが完了すると、その情報通りにインプラントが埋入できるように、サージカルガイドを製作することになります。

Straumannガイデッドインスツルメントを使用した手術
患者さんの口腔内にサージカルガイドを固定後、ガイデッドインスツルメントを使用して、インプラント床の形成を行います。

診療のご案内

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